横浜流星が主演を務める金曜ドラマ「LOST10」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第2話が10月23日に放送。小駒(横浜)が直(小栗旬)の問いかけで、事件の容疑者である人物との出来事を明かした。(以下、ネタバレを含みます)■北海道の登山ツアーで起きた遭難事件をきっかけに始まるヒューマンサスペンス本作は、北海道という壮大な大地を舞台に、登山ツアー中に起きた遭難事故「支樺岳(しからだけ)事件」をきっかけとして物語が複雑に絡み合っていく、完全オリジナルのヒューマンサスペンス・エンターテインメント。横浜が演じるのは、「支樺岳事件」を捜査する北海道警支樺署の刑事・小駒。強い正義感と出世欲とは裏腹に、大きな事件の起きない田舎でくすぶっているという人物だ。ほか、小駒とともに事故の真相を追うフリーの保険調査員・直(なお)を小栗旬、遭難したツアー客の一人で中学校教諭の亜矢を中村アン、事故が起きた登山ツアーのガイドを務めた田畠を飯豊まりえ、田畠の娘の主治医である小児科医・吉野を井口理(King Gnu)、田畠の姉・知花を野呂佳代、登山ツアーで亡くなった人物の妻・ハルネを斉藤由貴、小駒の上司・淡島を岩谷健司、北海道の会社「HAOTO」代表取締役社長・登里(のぼり)を松下洸平、東京の保険会社社員・あかねを市川実日子が演じる。小駒と直は、食い違う関係者の証言、裏切り、巨大権力、試される絆など、幾重もの“ロスト”に直面していく。■警察と保険調査員の「調べる角度の違い」支樺岳で起きた遭難事故を捜査する小駒と、その事故で亡くなった二階堂(金子昇)の生命保険について調査を開始した直。2人は聞き取りなどで顔を合わせるだけでなく、直が調査の間に滞在するアパートの部屋が偶然にも小駒の部屋の隣だった。第2話で、亜矢や田畠が入院する病院で小駒とともに聴取に来た淡島が直に話し掛ける場面があった。淡島は、かつて自分が担当した函館で起きた一家心中事件を直が殺人だと気付いたのはなぜかと聞いた。直は「調べる角度の違いかな。警察は動機や証拠が大事でしょ。僕らが調べるのは金、ひたすら金です」と答えた。この“調べる角度の違い”は、小駒と直が支樺岳事件の真相を追う中でもポイントになっていきそうだ。すでに第1話、第2話と2人の捜査と調査の進める様子で、物語を多面的に見る面白さになっている。なお、「お前のタレコミで警察の面目丸つぶれだ」ととげとげしく言った淡島。どうやら自身の昇進に影響がり、遺恨を抱えているようで、今後の展開のために頭の片隅に入れておくべきことなのかもしれない。■小駒と直が距離を近づける洗濯機を借りる口実で小駒の家に上がり込んだ直。小駒と直は、二階堂に睡眠薬を盛った可能性がある人物として、亜矢、田畠、そしてハルネの話題を繰り広げた。互いの持つ情報を探り合いながらの軽妙なやり取りに引き付けられる。そんな中、直がハルネへの聞き取りのため、二階堂が営む飲食店に行ったところ、外国人の従業員に拉致される出来事が起きた。偶然、聞き込みをしていた小駒が助けてくれ、帰宅した小駒に「この感謝の気持ちを伝えたい!おごらせてください」と申し出た。近所の飲食店は閉店時間となっていたため、アパートの近くでキャンプ飯のようにしてごちそうすることに。そこで、山で回収されたペットボトルから二階堂の唾液と亜矢の指紋が出て、亜矢の容疑が濃厚になった話題から、直は気になっていた小駒と亜矢の関係を「聞かせてよ」と言う。■小駒の壮絶な過去と恩返しの思い「俺が育った街、治安悪かったんですよ」。そう切り出した小駒。「周りみんな親が前科ついてたり、刑務所入ってたり、ヤク中だったり」と言うと、思わず直が「それ日本の話?」とつっこんでしまう悪さだが、子どもたちが海上保安庁に追いかけられた密輸船が海に投げ捨てた覚せい剤を拾って、ヤクザに売りつけていたという衝撃のエピソードが出た。ともかく、それほどの環境だったのだ。中学生だった小駒も髪を染めていて、ある日、友人が覚せい剤を拾い、試そうという誘いを携帯電話のメールで送ってきた。そのとき、授業をしていた教育実習生の亜矢が「放課後、手伝ってほしいことがあるんだけど」と声をかけてきた。バレて通報されると思った小駒だったが、何も言われず本当にそうじの手伝いをしただけ。小駒は、そのときのことを亜矢が自分を止めてくれたのだろうと語った。ただ、誘ってきた友人のうち、2人は捕まって施設に送られ、残る1人はクスリによる意識障害を起こし、焚火に倒れ込んで命を落としてしまった。第1話に挟み込まれたトラウマのような回想描写はこのことだった。遅れて現場に駆け付けた小駒も警察で疑われ、その場にいなかったことを信じてもらえなかった。身柄を引き取りにきた亜矢が証言し、「どうせこいつら大人になったってクズはクズ」と言い放った刑事に「決めつけないでください。友達なくしたばかりの子に言っていいことと悪いことがある」と反論。小駒の手を取って連れ帰った。その道中、「あなたはクズになんかならない、絶対に」と力を込めて言った亜矢。小駒は「大人の言うことで間違ってねえなあと思ったの、初めてだったんですよ」と振り返った。そんな小駒に「どうする?亜矢先生が犯人だったら」と直。「本当なら逮捕されるでしょう。でも、何かの間違いだったら、あん時、助けてくれた恩を今返します」と告げた。ただ、「先生だけじゃなくて、できるだけたくさん人に」と続け、それが刑事になった原動力のようだ。小駒が明かした過去は、大人になって選んだ職につながるものだった。ただ、奇しくもその恩人である亜矢と、刑事と容疑者として再会することになってしまった。まだまだ謎が多いが、別の視点を持った直という“相棒”的存在を得て、どう迫っていくのか楽しみだ。視聴者からは「想像以上に過酷な過去」「小駒の過去のトラウマが思った以上に深い」「直は人の話を聞き出す才能あるんだろうな」といった感想のほか、「相反する立場の男二人が結果的に相棒のようになっていく過程がとても自然」「小駒と直のバディ感好き」「異色すぎるけど最高のバディになりそうな予感」との声が上がった。◆文=ザテレビジョンドラマ部