大阪地検トップの検事正だった北川健太郎氏(67)が、部下だった女性検事に性的暴行を加えたとして準強制性交罪に問われている事件の公判が10月27日、大阪地裁(三輪篤志裁判長)で約2年ぶりに再開した。検察側は、女性が泥酔していたうえ、検事正という地位の影響力を恐れて抵抗できなかったなどと主張。一方、北川氏側は、性交したこと自体は争わないものの、女性は抵抗できない状態ではなく、性交にも同意していたとして、改めて無罪を主張した。被害を訴える女性も、被告人の北川氏も、性犯罪事件の捜査を熟知する検察官だった。法廷では、事件当日の状況だけでなく、被害申告の経緯や証拠の取り扱いをめぐって、双方の主張が真っ向から対立した。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介)