男子児童(当時12)に「応じなければお前の家燃やして親殺すぞ」などと言い、現金30万円を脅し取ろうとしたとして、海上自衛隊呉地方総監部は28日、潜水艦「うんりゅう」乗組員の男性海士長(23)を懲戒免職にしたと発表しました。呉地方総監部によりますと、海士長は1月5日、奈良県生駒市内で、友人が紛失したバイクを男子児童が盗んだものと決めつけて「親にバイクをパクったことにして現金30万円を用意させろ」などと現金を要求し、「応じなければお前の家を燃やして親殺すぞ」などと危害を加えかねない発言をしたということです。■仲裁のために合流も…友人が事件前日、その場に居合わせた男子児童にバイクを停められる場所を訪ねた際、男子児童は「生駒市内の公園がいいですね」などと答えたといいます。友人がその公園にバイクを停めていたところ、翌日にバイクを紛失。その後、友人が男子児童と会話をしている際に、「このままだと男子児童を殴ってしまうかも」などと海士長に連絡したため、仲裁のために合流したということです。男子児童が親に事情を説明し、1月29日に奈良県警生駒警察署へ届け出を出したことで事件が発覚。海士長は3月11日、恐喝未遂の疑いで奈良県警に逮捕されています。■「曖昧な返答や笑うなどの態度に腹を立ててしまった」海士長は事件後に部隊内で行われた聞き取りに対し、「男子児童が曖昧な返答や笑うなどの態度に腹を立ててしまった」などと説明していたということです。海士長は「上司や同僚にご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳なく思っております。今後は二度と再びこのようなことが無いよう、深く反省します」と話しているというです。潜水艦「うんりゅう」艦長の榮屋義弘二等海佐は、「本艦乗組員が重大な規律違反を生起させ、免職されるに至ったこと、大変重く受け止めている。今後二度とこのような事が無いよう、隊員に対する教育・指導を徹底し、再発防止に努めていく」とコメントしています。