バルサDFバルデ ヘタフェ戦で人種差別被害を訴え

【AFP=時事】サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナに所属するDFアレハンドロ・バルデが18日、ヘタフェ戦で相手サポーターから人種差別的なやじを受けたと訴えた。 敵地コリセウムで1-1と引き分けた試合後、バルデはモビスターTVのインタビューで、「きょう、一部のファンからさまざまな人種差別的な侮辱を受けた。これはここで言うべきことだと思うし、これが続くべきではないと思う」と述べた。 バルデは試合中に審判へ報告し、国内の人種差別対策プロトコルが発動された。これにより、スタジアム内のサポーターに対して差別行為を止めるようを呼びかけるアナウンスが行われた。 バルセロナのハンジ・フリック監督は、「サッカーや生活の中でこのようなことが起こる余地はない。信じられないことだ。今の時代において、これは完全に間違っている」とし、「彼らは家にいなければならない。試合に行くべきではない」と続けた。 昨年11月には、レアル・マドリードとの伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」の試合中に、バルデやチームメートのラミネ・ヤマルに対する人種差別があったとして、3人のファンが逮捕されている。 近年、同国のサッカースタジアムでは多くの人種差別事例が発生しており、レアルのビニシウス・ジュニオールも頻繁に標的にされている。【翻訳編集】 AFPBB News

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