【実際の音声】県警職員にかかってきた詐欺電話 未払い名目から“ニセ警察”へ誘導…巧妙手口の全容

「東京の時計店で、148万5000円の腕時計があなた名義で購入されています」。大分県警の職員にかかってきた特殊詐欺の電話の「実際の音声」です。信用情報機関を名乗る男が不安をあおり、巧みに個人情報を聞き出そうとする生々しい手口が明らかになりました。■周囲に聞かれない場所へ誘導この音声は10月19日、大分県警の職員に実際にかかってきた電話の記録です。信用情報機関の職員を名乗る男が「高額な利用や未払いがある」などと不安をあおり、本人確認と称して、名前や生年月日を聞き出そうとします。電話口の男:「お客様が利用している手持ちのクレジットカードに、高額利用や未払いがあった場合、こちらから通知をさせていただいています」「東京にある時計店で、148万5000円の腕時計をあなた名義のクレジットカードで購入しています。この時計店はご存知ないですか?」県警職員:「いえ、ないです」電話口の男:「個人情報が漏えいし、誰かがあなた名義でカードを作った」このあと、周囲に会話を聞かれない場所へ移動するよう求めました。その後もやり取りを続けていたところ、電話は突然切れたということです。■矢継ぎ早に“ニセ警察”つなぐ手口このような手口について県警は、最終的には「ニセ警察」につないで不安をあおるケースが多いと指摘しています。県警安全・安心まちづくり推進室 長畑陽子室長:「典型的な場合ですと、通信事業者をかたって電話がかかってきて、未払い料金があるとか、心当たりがなければ『被害届を出すように』というところから、ニセ警察につなぐということになります。不安に陥れる手口だと思います」さらに、電話で最初郵便局員や税関職員などを名乗り「荷物や通帳が見つかった」と信じ込ませてニセ警察へとつなぐ手口。いずれも被害者に冷静に考える隙を与えないことが犯行の狙いです。県警安全・安心まちづくり推進室 長畑陽子室長:「ニセ警察以外のものから入りますが、その後も矢継ぎ早にニセ警察につないでいく。そして警察だけではなく、場合によっては検事といった登場人物も出てきます。考えるいとまを与えず、逮捕状を示したり、お金の要求をしたりしていくという流れになっています」

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