改造車の車検を不正に通したとして、警視庁交通捜査課は道路運送車両法違反などの疑いで、栃木県塩谷町の民間車検場「テヅカ自動車」の代表取締役、手塚雄皓(かつてる)容疑者(57)=同町=と、不正車検の仲介役とみられる自営業、渡辺祐司容疑者(58)=宇都宮市=を逮捕した。いずれも容疑を認めている。法人としての同社も同法違反容疑で書類送検した。交通捜査課によると、テヅカ自動車は複数の仲介業者を通じ、タイヤの後輪が車幅の外側に出るなど不正改造車の車検依頼を受け、実際には点検や整備を行わないまま車検を通過させていた。平成23年~令和8年の約16年間で、約2400台の不正車検を繰り返し、約1億1000万円を売り上げたとみられる。手塚容疑者は道路運送車両法で「みなし公務員」に当たり、同課は不正車検の見返りに現金を受け取ったとする加重収賄の疑いもあるとみて捜査する。逮捕・書類送検容疑は6~7月、改造車4台の車検を行わずに虚偽の保安基準適合証を作成し、国土交通省の自動車検査登録事務所に提出するなどしたとしている。