ナラヤンガンジ、バングラデシュ、11月5日 (AP) ー 警察や目撃者によると、バングラデシュの警察は4日、賃上げを求めて抗議活動を行う縫製工場の労働者を解散させるため、催涙ガスを発射し、スタングレネード(閃光音響弾)を使用した。 バングラデシュには約2500の縫製工場があるが、数日間にわたる抗議活動で、年間約400億ドルの輸出収益を誇る同国の縫製産業が混乱し、数百の工場が閉鎖されたままとなってる。 生活費の高騰やインフレによって購買力が低下したと訴えている労働者は、現在の月額1万2500タカ(3100円)から3万タカ(3万8000円)への最低賃金引き上げを要求している。 同産業は約400万人の労働者を雇用しており、その大半はバングラデシュの地方出身の女性だ。 首都ダッカでの数日間にわたるデモの後、首都郊外のいくつかの工業地域で暴力沙汰が報告された。 メディアの報道によると、ダッカ郊外のナラヤンガンジ地区ファトゥラでは、デモ参加者と警察の衝突で数十人が負傷した。 警察は催涙ガスを発射し、スタングレネードを使用した。 バングラデシュ最大のベンガル語日刊紙プロトム・アロは、警察がファトゥラで複数のデモ参加者を逮捕したと報じた。 労働者たちはまた、別の主要な工業ハブであるガジプル地区の主要幹線道路も封鎖した。 共同警察本部長によると、最近の抗議活動の震源地であるダッカのミルプール地区には、秩序を維持するために1万人以上の警察官が配備された。 政府は賃上げ要求に対し、新たな賃金委員会の設置によって対応した。 同委員会の委員長は、労働者が新給与体系に基づく最初の給与を1月に受け取ることになると述べた。(日本語翻訳・編集 アフロ)