「逮捕された友人、会社をクビになる」裁判所暴動を擁護する書き込みに批判殺到=韓国

内乱首謀の容疑者である尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の拘束に興奮してソウル西部地裁に乱入し、警察に捕まった尹大統領支持者側が、ネット上に助けを求める投稿を掲載した。 20日、オンライン・コミュニティ「DCインサイド」の「(与党)国民の力非常対策委員会マイナーギャラリー」には「逮捕された友人たちに関心を持ってください。私の友人も逮捕されました」というタイトルで弁護を要請する投稿が掲載された。 前日早朝に警察に捕まった尹大統領支持者の友人だと明らかにした作成者は、「(友人は)出勤できなかったら会社をクビになる。こんなふうに捕まえておくなんておかしい」として、逮捕は不当だと主張した。 続けて、「凶悪犯罪者でもなかなか拘束されないのに、(友人は)ただついて行っただけ」だとして、憲法機関である裁判所を攻撃した初の事例である「白色テロ」行為を、凶悪犯罪に比べて大したことではないかのように述べもした。さらに、「いつ釈放されるかわからず、こうして拘束するのは間違っていると思う」として、ネットユーザーに関心を持ってほしいと述べた。「国民の力非常対策委員会マイナーギャラリー」は尹大統領支持者が主に利用するコミュニティ。 逮捕された尹大統領支持者側がこのような反応を示した背景には、警察の厳しい捜査方針がある。警察は、西部地裁に侵入して器物を破損し、令状を発付した裁判官を探すなどして暴れた46人▽西部地裁から出てきた高位公職者犯罪捜査処(公捜処)の車両を止めるなどして公務執行妨害した10人▽警察官を暴行したり西部地裁の塀を乗り越えたりした者のうち容疑が重い10人など、現行犯で逮捕された66人に対する拘束令状を順に請求している。警察は事件が重大であるだけに、違法行為者全員を拘束捜査する方針を明らかにした状態だ。 オンライン・コミュニティやSNSなどにこの投稿をキャプチャーした画像が拡散されているなか、ネットユーザーたちは冷淡な反応を示している。あるネットユーザーは「(国民の力の議員の)ユン・サンヒョンに連絡すれば」と皮肉を言い、別のネットユーザーは「本人の会社は心配でも裁判所職員の職場はどうでもいいんですね」と述べた。「ついて行っただけ」だとして責任を回避した発言にも、「誰かに背負われて行ったのか」「刑務所にもついて行くことになったな」と、否定的な反応が相次いだ。 シム・ウサム記者 (お問い合わせ [email protected] )

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