おととし11月、福岡県那珂川市のラブホテルで、客室内のトイレに火をつけたとして49歳無職の女が逮捕されました。 現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは、福岡県大野城市大城に住む無職の庄島香織容疑者(49)です。 庄島容疑者は、おととし11月5日午前3時45分ごろ、那珂川市今光のラブホテルで客室内のトイレに火を放ち、トイレ内の床やタオルなどを焼損させた疑いが持たれています。 ホテルの従業員が「客が部屋のトイレでタオルを燃やしていた」と110番通報し、事件が発覚しました。 警察によりますと、当時、この部屋の火災報知器がなったことから、ホテルの従業員が内線電話をかけて確認したところ庄島香織容疑者(49)が「はい、いま火がついています」と返答。 かけつけた従業員が消火したため、ホテルにいた利用客や従業員あわせて55人にケガはありませんでした。 取り調べに対し庄島容疑者は「放火しようとは考えていません。トイレで煙草を吸っていたところ、煙草が下に落ちて火がつきました」と容疑を否認しています。 警察は、庄島容疑者が、一緒に宿泊していた男性との間で発生したなんらかの感情のもつれから犯行に及んだとみて詳しく調べています。