千葉・四街道市で、フジテレビの取材に自らを「アーティスト」と名乗る人物。 市内の電柱や集合住宅の壁などにスプレーで落書きをし、器物損壊の疑いで逮捕された高橋栄容疑者(42)です。 2024年12月、市内の至る所に書かれていたのは「仏」や「愛」「孫悟空」とみられる文字。 確認できているだけでも、その数何と60カ所以上。 高橋容疑者は一体何のためにこのような落書きをしたのでしょうか。 逮捕前、フジテレビの取材に対し、高橋容疑者は「治安の悪化に向けて、そういった内容(落書き)をやってくれと」「全部神様の指示。俺は疑いなく(神に)ついていってるんで、(神様は)全部わかってる。何が起きてるかとか」と話し、神のお告げで落書きをしたと主張。 さらに、「犯罪組織とかの動きがあるところに『愛』って書いて。アーティストっていうか、芸術家みたいなもん。(文字の)下が『友』、友達として受け入れてなんぞやと」と語りました。 しかし、その日に周辺を取材すると、ペンキで塗り潰された落書きがありました。 実はこの時には、高橋容疑者は警察の捜査を受けていたというのです。 高橋容疑者は「(Q.警察が来てから塗りつぶした?)警察が来てから塗りつぶしたっすね、もちろん」と話しました。 自身で落書きを消していたという高橋容疑者。 何でも分かっているという神様から、捜査のお告げはなかったのでしょうか。 高橋容疑者は調べに対し「治安が悪いと不快に感じた。不良少年たちが悪さをしないように字を書いた。漢字を見て改心してもらいたいと思った」と供述し、容疑を認めています。