東欧ハンガリーで日本人女性が火事のあった自宅アパートで死亡し、元夫が殺人の疑いで逮捕された事件で、元夫が女性を支援していた自身の親も脅迫していたことがわかりました。 「彼女は何年も苦しい状況にありました。私たちは彼女に起こったことを知っていましたが、彼女は苦しんでいたにもかかわらず私たちには見せませんでした」(女性の友人) 女性の友人らは、日本人の元妻(43)を殺害した疑いで逮捕されたアイルランド国籍の元夫(43)が、元妻に対して殺害をほのめかし、脅していたと話しています。 現地メディアによりますと、元夫は女性をサポートしていた自身の両親も脅迫していたということです。そして「殺害したい人物リスト」のようなものを作り、名前を記していたということです。 ブダペストの地方裁判所によりますと、6日、検察は元夫を計画殺人の罪で訴追しました。裁判所は元夫の保釈申請を却下し、3月6日までの勾留を認め、起訴するか、勾留を延長するかなどを判断します。 現地メディアによりますと、有罪となった場合、懲役10年以上か終身刑を言い渡される可能性があるということです。ハンガリーでは、今回の事件を受けて警察への批判や家庭内の暴力などについての議論が高まっていて、週末には議会の前でデモが行われる予定です。(ANNニュース)