2024年末に世界配信され、5週連続でNetflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)の1位を記録するなど(1月29日時点)、相変わらず大人気の『イカゲーム』シーズン2。人生や社会からはみ出した者たちが集い、命がけのサバイバルゲームに身を投じる本作には、個性豊かなキャラクターがいっぱい。今回はそんな新たに参加者を演じたキャストたちをご紹介。 ■チェ・スンヒョン(サノス役) ゲームに参加するラッパーのサノスを演じたのは、BIGBANGの元メンバー、T.O.Pことチェ・スンヒョン。BIGBANG の最年長だったT.O.P は、2017年に大麻吸引容疑で逮捕され、懲役10カ月・執行猶予2年の判決を受けた。2022年にBIGBANGとしてシングルを発表したが、翌年に同グループからの脱退を公表。本作にはオーディションを経て参加が決まり、9年ぶりに演技の世界にカムバックした。 サノスは旬をすぎた薬物中毒のラッパーという役どころで、チェ・スンヒョンがまさに体当たり!?の演技を披露。空気を読まないフリースタイルをかましたかと思えば、ゲーム中は隠し持った薬物でハイになり、トリッキーな動きで周囲に迷惑をまき散らす強烈なキャラクターを怪演。そのウザさがだんだんクセになる視聴者が続出し、一躍人気キャラとなった。 ■チョ・ユリ(ジュニ役) 暗号通貨詐欺に遭い、ゲームに参加することになった妊婦のジュニを演じたのは、日韓合同女性アイドルグループ・IZ*ONEの元メンバー、チョ・ユリ。2021年にグループの活動期間が終了した後はソロ歌手として活動。2022年からは俳優業にも進出し、本作は3本目のドラマ出演。長いオーディションを経てキャスティングされ、役が決まった時は感動のあまり涙を流したという。お腹に子どもがいることを隠しながらゲームに参加する、芯の強さと独立心を秘めたキム・ジュニを好演している。 ■イム・シワン(ミョンギ役) キム・ジュニの元彼で、暗号通貨に関する情報をYouTubeで発信し、大勢の人に多額の損失を与えたミョンギを演じるイム・シワン。韓国の男性アイドルグループ「ZE:A」および派生グループ「ZE:A Five」のメンバーとして活躍し、俳優としても数々の作品に出演。2012年の大ヒットドラマ『太陽を抱く月』で注目され、社会現象となった『ミセン~未生~』(2012)では主演を務めた。映画『名もなき野良犬の輪舞』(2017)、『非常宣言』(2022)ではカンヌ国際映画祭にも参加している。 大勢の人に損失を与え、自らも多額の借金を背負ったミョンギは、元恋人のキム・ジュニを案ずる様子も見せるが、果たして―。 ■パク・ソンフン(ヒョンジュ役) 性別適合手術の費用を稼ぐためにゲームに参加するヒョンジュを演じるのはパク・ソンフン。これまで『たった一人の私の味方』(2018)、『サイコパス ダイアリー(原題)』(2019)、『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』(2022)、『涙の女王』(2024)などに出演し、善人から悪人まで幅広く演じるほか、舞台『プライド』などでクィア役を演じてきた。本作では特殊部隊出身で、決断力とリーダーシップに優れた頼れるヒョンジョを魅力的に演じ、世界中で愛されるキャラを生み出した。 ■カン・ハヌル(カン・デホ役) 元海軍兵士で、人懐っこさで巧みに人の懐に入り生き残りを賭けるカン・デホを演じるカン・ハヌル。ミュージカルでデビュー後、ドラマ『花ざかりの君たちへ For You Full Blossom』(2012)、『相続者たち』(2013)、『ミセン-未生-』(2014)などのヒットドラマに出演し、ブレイク。映画『ミッドナイト・ランナー』(2017)ではパク・ソジュンとW主演するなど、若手実力派俳優として確固たる地位を築いてきた。本作ではゲームが進むにあたりカン・デホの意外な特技が明らかになり、そのシーンにも注目だ。