イスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状 国際刑事裁判所、戦争犯罪容疑

パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は21日、イスラエルのネタニヤフ首相とガラント前国防相に戦争犯罪などの容疑で逮捕状を出したと発表した。イスラエルはICCに加盟しておらず、2人の逮捕に応じる可能性はほぼないが、国外への移動に制約が課されることになり外交面にも影響が出る。イスラエル側がICCの決定に猛反発するのは必至だ。 ICC検察局は5月20日、ネタニヤフ氏とガラント氏について、ガザで意図的に市民に対する攻撃を指示した行為や、人道支援物資の提供を妨害し、飢餓を引き起こした行為に責任があるとし、戦争犯罪や人道に対する犯罪容疑で逮捕状を請求。カーン主任検察官が、「いかなる軍事目標を持っていたとしても、民間人の死、飢餓、多大な苦痛を意図的に引き起こすことは犯罪である」との声明を出した。その後、予審裁判部が審理をしていた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加