元フランス代表FWウィサム・ベン・イェデル(34)が、ヴェネツィアへ加入することになるようだ。 移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏によれば、昨シーズン限りでモナコを退団してフリーのベン・イェデルは、セリエAで19位に低迷するヴェネツィアと交渉中。1年間の延長オプションが付帯する今シーズン終了までの短期契約で前向きな話し合いが行われており、両者は週明けにも交渉を完了させる可能性が高まっているようだ。 トゥールーズでの台頭後、セビージャでのプレーを経て2019年にモナコへ加入したベン・イェデル。以降は公式戦201試合に出場し、デリオ・オニスに次ぐクラブ歴代2位の118ゴールを記録。加入2年目からはキャプテンも務めていた。 昨シーズンは公式戦34試合で20ゴールを挙げる活躍をみせ、チームの2位フィニッシュに大きく貢献を見せたが、昨シーズン限りでクラブを退団していた。 その実績を鑑みれば、所属先は早期に決まるとみられていたが、同選手に関してはアルコール依存症に加え、飲酒運転、逮捕への抵抗、強姦、強姦未遂、性的暴行を働いた容疑で有罪判決を受けるなど、素行面に大きな問題を抱えており、フランス国内では今冬にモンペリエなどが関心を示していたものの、移籍が困難とみなされていた。