SUPER BEAVER主題歌も解禁! 丸山隆平主演『金子差入店』予告映像&ポスター公開

5月16日(金) に公開される映画『金子差入店』より、予告映像とポスタービジュアルが公開された。 本作は、第29回釜山国際映画祭のコンペティション部門〈NEW CURRENTS(ニューカレンツ)〉へ出品された作品。厳しい審査や検閲がある差入のルールを熟知した差入屋。様々な事情から面会に行くことができない人たちに代わって、面会室へ出向くこともある仕事だ。そんな差入店を営む家族の絆と、彼らが巻き込まれる不可解な事件を描く。 差入店の店主を務める主人公の金子には、『泥棒役者』以来8年ぶりの主役を演じる丸山隆平。共演は、真木よう子、三浦綺羅、川口真奈、北村匠海、村川絵梨、甲本雅裕、根岸季衣、岸谷五朗、名取裕子、寺尾聰。監督はオリジナル脚本も手掛けた古川豪。主題歌はSUPER BEAVERが手掛けた。 「奥様からご依頼をいただきまして、ご理解の上サインをいただくよう……」差入店を営む金子(丸山)が、依頼者から預かった離婚届を差し入れるシーンから始まる予告映像。叔父の星田(寺尾)から引き継いだ差入店を営む金子一家の穏やかな日常が映し出された直後、空気が一変。ある殺人事件をきっかけに物語は大きく展開していく。無惨に殺害されてしまった、金子の息子・和真(三浦)の幼馴染・花梨の遺体から悲痛なシーンが続いたのち、花梨を殺害した男・小島高史(北村)が血塗れで虚ろな表情を浮かべながら街を歩く姿が映し出される。 事件直後逮捕された小島は拘置所に収容され、小島の母・こず江(根岸)は金子差入店を訪れる。憔悴しきった様子でバツが悪そうに話すこず江に、「差入することは権利ですので」と仕事を全うする金子。そして、金子と小島の面会室での対峙シーンも公開。「服役していたんですって?」と飄々とした様子で金子の過去に言及するように投げかける小島に対し、息子の幼馴染を殺害した男を前に、怒りに震える金子の表情がアップで映し出され、終始緊張感が漂うシーンとなっている。 こず江からの依頼で小島との面会を重ねる日々。金子一家への世間からの風当たりが強くなっていく。妻・美和子(真木)はママ友にハブられ、和真は学校でひどいいじめを受ける。心無い落書きで埋め尽くされた教科書を見つけ、いじめの事実を知った金子は美和子に激しく当たってしまう。学校に乗り込み、乱暴な行動をとってしまう金子。壊れていく日常の中で、揺らいでいく家族の絆。自身の過去、仕事のこと、家族のこと、あらゆる葛藤に苛まれ、「辛いんだよ、突き刺さってくるみたいでさ」と弱々しく呟く金子に、一家の日々を一番近くで見守る叔父の星田が金子に投げかける「お前はお前の思うようにすればいいんだ」。 緊張感が緩やかに解かれ、SUPER BEAVERの書下ろし主題歌「まなざし」が流れる。涙ぐむ我が子を強く抱きしめる金子。娘を失い泣き喚く徳山詩織(村川)を、同じ子を持つ母として強く抱きしめる美和子。「不条理なこの世界で人はまた立ち上がれるのか」問いかけの答えを考えさせるかのように情感溢れるシーンが続く。 映像の終盤では、被疑者・横川(岸谷)と、横川に母を殺されたはずの二ノ宮佐知(川口)が泣き崩れる面会シーンがもうひとつの事件の行方を想起させ、「差し入れるのは、小さな希望。」という本作のキャッチコピーとともに力強く繋がれた手で幕を閉じる映像となっている。 <作品情報> 『金子差入店』 5月16日(金) 公開

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