9日未明、北秋田市の市道で新聞配達をしていた56歳の女性が車にはねられ死亡した事件で、警察は10日朝、北秋市に住む36歳の会社員の男を過失運転致死の疑いで逮捕しました。 警察は男が現場から立ち去ったひき逃げの疑いでも調べを進めています。 過失運転致死の疑いで逮捕されたのは北秋田市米内沢に住む会社員若松大和容疑者36歳です。 北秋田警察署の調べによりますと若松容疑者は9日午前2時ごろ、北秋田市元町の市道で普通乗用車を運転中、新聞配達をしていた近くに住む56歳の女性をはねて死亡させた疑いがもたれています。 若松容疑者は警察の調べに対し「車を運転中、何かにぶつかったことは覚えているが、何にぶつかったかはわからない」などと話しているということです。 警察は現場の状況からひき逃げ事件として捜査し、その後、現場近くの駐車場に前方部分が壊れている車が止まっているのを見つけ調べを進めたところ、所有者が若松容疑者だと分かりました。 そして10日朝、過失運転致死の容疑が固まったとして逮捕しました。 警察は、若松容疑者が女性をはねたあと車を現場近くの駐車場で乗り捨てて逃げ去ったとみて、ひき逃げの疑いでも調べを進めています。