妻の遺体を遺棄したとして逮捕された男が、去年5月下旬に通報された自宅で起きたもめごとのあと、知人に「妻が動かなくなって死んだ」などと話していたことが警察への取材で分かりました。 大阪市中央区の無職・黒木佳史容疑者(35)は去年6月上旬、妻のいずみさん(当時52)の遺体を自宅から車で岡山県周辺まで運び、遺棄した疑いが持たれています。 警察によりますと、その前の月の下旬に黒木容疑者の家で「男女の争う声が聞こえた」との通報を受けて、警察官が訪ねたものの、応答がありませんでしたが、その後、黒木容疑者が知人に「妻が死んで動かなくなった」などと話していたということです。 妻の遺体はまだ見つかっておらず、警察は黒木容疑者が殺害にも関与しているとみて捜査しています。