昨年3月に山口県下松市内の会社事務所兼住宅であった強盗傷害事件で、山口県警が12日にも、大阪市で発生した別の事件で起訴されている37歳の男を強盗傷害と建造物侵入の容疑で逮捕する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かった。県警は「指示役」として関わった疑いがあると見ている。 下松市では昨年3月12日未明、会社事務所兼住宅で住人がバールで殴られるなどして約1カ月のけがを負い、約473万7千円とかばんなど21点(計17万円相当)が奪われる事件が発生。県警は、これまでに実行役や運転役の男4人を逮捕している。匿名・流動型犯罪グループによる犯行で、さらに上位の共犯者がいるとみて捜査していた。 37歳の男は昨年4月に大阪市のマンションの一室から現金など計1400万円相当が盗まれた事件で大阪府警に逮捕され、起訴されている。