許可なく建築廃材などの運搬と処分を受託したとして、兵庫県警生活経済課と三木署などは12日、廃棄物処理法違反の疑いで、大阪府八尾市の金属加工業の男(58)ら3人を逮捕した。廃材は兵庫県三木市内の会社敷地に無断で置いていた。 他に逮捕されたのは、住所不定の解体工事業の男(52)=別の罪で受刑中=と、大阪市浪速区の総合建築業の男(54)。 3人の逮捕容疑は共謀して2023年11月、大阪府知事らの許可を受けず、建築廃材や廃プラスチックといった産業廃棄物、薬品を含む特別管理産業廃棄物計約3460キロの処分を受託した疑い。同課は3人の認否を明らかにしていない。 同課によると、廃棄物は三木市吉川町にある第三者の会社敷地内に無断で置いており、この会社側は知らなかった。同課は金属加工業の男が費用として約900万円を受け取った後、解体工事業の男と総合建築業の男に259万円が渡ったとみている。