LINEビデオ通話で警察手帳や逮捕状 20代男性が50万円の詐欺被害 大分

警察官や検察官をかたるオレオレ詐欺の手口で、大分市の男性が50万円をだまし取られたことがわかりました。 警察によりますと、12日大分市内の男性(20代)の携帯電話に、『+』から始まる国際電話の番号から連絡があり、警視庁の警察官を名乗る男から「逮捕した詐欺犯がマネーロンダリングをしていて、あなたの口座が使われている。岡山県警と話をしてほしい」と言われました。 男性が教えられたLINEのIDを登録すると、岡山県警の警察官を名乗る男からLINEのビデオ通話で電話がかかり、警察手帳を見せられました。 その後、今度は検察官を名乗る男が「マネーロンダリングに加担しているので、詐欺の被害金がないか調べたい。別の機関が調べるので指定する口座にお金を振り込んで欲しい。調査が終われば返金する。応じなければ逮捕する」と要求されました。男性は逮捕状の写真も送られてきたため、話を信用して現金50万円を振り込みました。 振り込んだあと、男性がLINEの画面を確認すると、逮捕状の写真が削除されていたため違和感を覚え、警察に相談し、詐欺被害にあったことがわかりました。 警察は、「『+』で始まる国際電話番号からの電話やLINE電話でのお金の要求は詐欺を疑ってください。警察官がLINEなどのアプリを使用して電話をすることは絶対ありませんし、現金を指定口座に振り込むよう指示することもないので、お金を要求する電話は詐欺を疑い、すぐに家族や知人最寄りの警察署に相談してください」と呼びかけています。

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