【詳報】「生活費にあてた」残業代だまし取った女性栄養技師を懲戒免職 少女にわいせつの男性講師も…免職は今年度6件目 福島

福島県教育委員会は、17日、教職員2人を懲戒免職処分にしたと発表しました。 県教委によりますと、棚倉町にある県立修明高校の金子智哉講師(28)は、去年4月、郡山市内のスポーツ施設の駐車場に駐車していた自家用車の車内で、18歳未満の少女に対し、わいせつな行為をしました。 金子講師は、不同意性交等の疑いで、去年12月に逮捕され、その後、起訴されていました。 また、郡山市立片平中学校の安瀬英未栄養技師(31)は、去年4月から10月にかけて、勤務先の郡山市立中学校第二給食センター所長の私印を無断で使用し、実績のない超過勤務の時間を記載して超過勤務命令簿を作成し、在籍校の校長へ提出して、計22万8704円の超過勤務手当をだまし取りました。 去年11月に、校長からセンターの所長に対し、残業時間に関する通知を行ったことがきっかけで調査し、発覚しました。だまし取った手当は107日間で112時間分に上り、安瀬栄養技師は、生活費にあてたと話しているということです。 だまし取った手当は全額返金済みで、県教委では刑事告訴はしないとしています。 県教委は、2人を17日付けで懲戒免職処分としました。 教職員の懲戒処分は今年度25件で前年度を5件上回り、このうち免職は6件と、前年度より1件増えています。

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