トランポリン事業をめぐる贈収賄事件で、逮捕された元福岡県議の男らが、企業同士の商取引を装う工作をしていた疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかりました。 この事件は元福岡県議会議員の片岡誠二容疑者(58)が、「ケア・トランポリン」を活用した県の助成事業で、予算成立への便宜を図った見返りに2800万円の賄賂を受け取った疑いがもたれているものです。 賄賂を贈った側として販売業者「サンライフ」の社長、鬼木義美容疑者(66)も逮捕されています。 その後の捜査関係者への取材で、2人が金額の受け取りについて約束する書面を交わしていたことが新たにわかりました。 警察は、2人が片岡容疑者が関わる企業とサンライフの間の一般的な商取引を装った疑いもあるとみています。