名義人の認知症疑いの医師 逮捕の医師兄弟の指示で“日常的”に「死亡診断書」を作成か【みちのく記念病院・殺人隠蔽事件】

青森県八戸市の病院で起きた殺人事件を隠蔽しようとしたとして、医師2人が逮捕された事件で、警察は死亡診断書の名義になっていた男性医師が、2人の指示で普段から診断書を作成させられていたことが分かりました。 「みちのく記念病院」で2023年に入院患者の男性が殺害された事件で、当時、院長だった石山隆容疑者と主治医だった弟の哲容疑者は、死因を「肺炎」と記載した死亡診断書を遺族に交付するなどして事件を隠蔽しようとした疑いが持たれています。 この診断書に記載されていたのは、80代の男性医師でしたが、捜査関係者や病院関係者の話を総合すると医師は認知症が疑われ、当時入院していた一方、病院と雇用関係にあり、容疑者2人の指示のもと普段から死亡診断書を作成させられていたことが新たに分かりました。 また、押収した死亡診断書には男性医師の名義で字体の異なるものも複数確認されていて、警察は複数の病院関係者が診断書の作成に関わってていた可能性もあるとみて、慎重に捜査を進めています。

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