「あなたにはマネーロンダリングの容疑がある」警察官になりすました男らに約4000万円だまし取られる 75歳ひとり暮らしの男性

福岡市に住む75歳の男性が警察官や検察官になりすました男らに「資産調査」の名目などで金塊や現金などあわせて4000万円あまりをだまし取られていたことがわかりました。 ■「守秘義務があるので他人に話すと逮捕します」と言われ 2月7日、福岡市早良区に住む75歳の男性の自宅に、警察官を名乗る男らから「詐欺事件の犯人を逮捕し捜査をしていたらあなた名義の口座が見つかった。マネーロンダリングの容疑がある」などとと電話がありました。 その後、警察官を名乗る男から「あなたの資産の流れを調べる必要がある。金塊を購入したときの金の流れを見れば資産の調査ができる」などと言われSNSに誘導されました。 男性はSNS上で指示を受け、2度にわたり福岡市内の貴金属店で金塊あわせて2.4キロ(購入額約3600万円)を購入。 金塊と現金100万円を指定された自宅の玄関前に置いたところ騙し取られたということです。 男性は2月4日と5日にも資金調査の名目でおよそ400万円を指定されたの口座に振り込み騙し取られました。 11日、男と連絡がとれなくなったことを不審に思った男性が警察に相談したことで事件が発覚しました。 警察によりますと、男性は一人暮らしで、男らから「守秘義務があるので他人に話すと逮捕します」などと伝えられ、誰にも相談していなかったということです。 警察は「電話でお金の話は全て詐欺。すぐに警察に相談して」と注意を呼びかけています。

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