コロナ給付金詐欺容疑、中国元外交官ら25日にも再逮捕へ 新たに1600万円不正受給か

国の新型コロナウイルス対策給付金の不正受給を巡り、元中国外交官らが逮捕された事件で、警視庁公安部は新たに従業員3人の勤務状況を偽り給付金をだまし取ったとして、詐欺容疑で、中華料理店などを手がける「東湖」社長で中国籍の徐耀華容疑者(62)と、元社員の小島敬太容疑者(28)を25日にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、徐容疑者らは共謀して令和2年10月~4年11月、当時の従業員3人について実際よりも少ない日数で勤務したと偽り、「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」を計67回にわたり申請させ、計約1600万円をだまし取った疑いが持たれている。 公安部は今月5日、小島容疑者の勤務状況を偽って給付金計約375万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で2人を逮捕。関係先計約20カ所を捜索していた。 徐容疑者はかつて、在日中国大使館で3等書記官を務めていた。店には大使館関係者らが多く出入りしていたとみられ、背後関係も調べている。

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