祝日の24日夜、『志村けんの爆笑ベストコント30』(フジテレビ系)が放送され、Xのトレンドランキングを席巻した。 ランクインしたワードは番組名に加えて「だいじょうぶだぁ」「ひとみばあさん」「芸者コント」「志村けん ビートたけし」「田代まさし」「いしのようこ」など多岐にわたる。なかでも最も長時間にわたり、さまざまな声があがっていたのが「田代まさし」。 5度にわたる薬物逮捕などの不祥事でテレビ出演どころか過去の映像も封印されていたことが大きな反響につながったのだろう。しかも番組内の1位に輝いたコント「ひとみばあさん」は志村と田代による長尺ネタであり、その他でも多くの出演シーンがあった。 しかし、田代まさしの話題はこれだけで終わらなかった。 同日、高知東生が自身のXに、「田代まさし先輩の往年のコントが再び地上波で流れてすごく嬉しい!と思っていたら、実は俺が過去に出演した『結婚できない男』も今日から再放送だったらしい。が、俺は名前も出演シーンも全カットされていた。事件から9年。頑張ってきたつもりでもこんな評価かと、自業自得とは言えがっくり落ち込む泣」とつづったことを各社が報じ、こちらも反響を集めている。 その通り、田代の出演シーンが放送された約4時間前にドラマ『結婚できない男』(フジテレビ系)の再放送がスタート。高知は主人公・桑野信介(阿部寛)が一方的にライバル視している建築家・金田裕之を演じ、物語のアクセントとなる人気キャラクターの1人だった。 高知も薬物逮捕歴があるが、田代は何度も繰り返していた。しかも高知は田代以上に依存症の予防や当事者と家族のフォローなどに尽力し続けていることは、広く知られている。それだけにネット上には「気にしないで、頑張ってるの知ってるよ」「感謝しています」「どんなに救われた仲間がいる事か」などと、高知を擁護するコメントが大半を占めていた。 ちなみに田代と高知は今月YouTubeチャンネルで共演したばかり。なぜ逮捕の回数が少なく、啓発活動により積極的な高知のほうがカットされ、田代の映像は大量に使われたのか。図らずも明暗が分かれた背景を掘り下げるとともに、芸能界引退したばかりの中居正広への影響にも言及していく。