みのもんたさん死去 元文化放送アナウンサー 「珍プレー好プレー」

元文化放送アナウンサーで、テレビ番組「午後は○○おもいッきりテレビ」「みのもんたの朝ズバッ!」などの司会者として軽妙なしゃべりが人気だったみのもんた(本名・御法川法男=みのりかわ・のりお)さんが1日死去した。葬儀は近親者のみで営む。 東京都出身。立教大卒。1967年に文化放送入社。報道記者を経て、深夜番組「セイ!ヤング」のパーソナリティーに抜てきされ、人気を確立した。 退社後はフリーで活動。80年代にはフジテレビ「プロ野球ニュース」で主に週末のキャスターを担当。同局の「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」では、選手の映像に合わせて笑いを誘う言葉を繰り出すナレーションが評判を得た。 司会者として、平日昼の情報番組「午後は○○おもいッきりテレビ」やバラエティー「学校へ行こう!」「どうぶつ奇想天外!」などに登場。「クイズ$ミリオネア」で解答者に向けた「ファイナルアンサー?」や「愛の貧乏脱出大作戦」での「貧乏脱出したいんでしょ?」など「決めぜりふ」が流行語になった。2005年にはNHK紅白歌合戦の司会も務めた。 05年以降は、TBSが生放送する報道・情報番組「みのもんたのサタデーずばッと」「みのもんたの朝ズバッ!」に合わせて週6日出演する状態に。06年に「1週間で最も多くの時間、テレビに生出演する司会者」としてギネス世界記録に認定された。しかし、13年に日本テレビ社員だった次男が窃盗未遂容疑で逮捕(のちに窃盗容疑で再逮捕)されたのを受け、両番組の出演を自粛し、その後、降板した。 バラエティー番組「秘密のケンミンSHOW」の司会を長年務めていたが、20年に降板。手足が思うように動かなくなるパーキンソン病で療養していた。

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