ハナ信用組合横浜支店の貸金庫に預けられていた現金およそ6億円を盗んだとして、神奈川県警は支店の元次長を逮捕しました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、ハナ信用組合横浜支店の元次長で朝鮮籍のリ・スンヒョン容疑者(49)です。 県警によりますと、リ容疑者は支店の次長だった2021年からおととしまでハナ信用組合横浜支店の貸金庫から100回以上にわたって現金を持ち出し、合計およそ6億1900万円を盗んだ疑いが持たれています。 おととし、ハナ信用組合から「支店の職員が貸金庫に入って物を盗んでいる可能性がある」と警察に相談があり、今回の事件が発覚しました。 リ容疑者は2017年に横浜支店が移転する際に移転先の貸金庫のスペアキーを複数本作成し犯行に及んでいたとみられています。 李容疑者は調べに対し容疑を認めていて、「競馬や競艇などのギャンブルに使った」と供述しているということです。 ハナ信用組合は、去年2月にリ容疑者を懲戒解雇処分にしています。