渡邊圭祐と瀧本美織がW主演を務めるドラマ「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレ東系/Lemino・TVerほか)の第9話「逃げられると思うなよ」が、3月3日に放送された。第9話では、絵理香(瀧本)が伊勢グループの会長となり、次回の最終話に向けてクライマックスへ突入した。(以下、ネタバレを含みます) ■憎き雅之への復讐(ふくしゅう)を開始 同ドラマは、テレ東とアミューズクリエイティブスタジオが共同制作した完全オリジナル漫画を実写化。欲しいもののためには手段を選ばない妻・絵理香に裏切られた“サレ夫”由貴也(渡邊)が、人生を懸けて一族に復讐する痛快無比な復讐劇を描いた、不倫、復讐、財閥、貧富の差など怒濤(どとう)の展開がめじろ押しの、エッジの効いたリベンジエンターテインメントだ。 幼少期から由貴也に冷徹な態度で接してきた、伊勢財閥グループ会長であり由貴也の父・伊勢征一郎を渡辺いっけいが、征一郎の妻であり、愛人の息子である由貴也を目の敵として虐げてきた養母・伊勢響子を高岡早紀が演じる。 また、幼いころから由貴也を執拗にいじめてきた伊勢家の長男で、現在は伊勢グループ最大勢力企業のCEOを務め、絵理香と再婚する由貴也の兄・伊勢雅之役を武田航平が、幼少期から雅之と一緒に由貴也をいじめてきたいとこ・伊勢悟史役を猪塚健太が、由貴也の最大の理解者で、兄・雅之と政略結婚をした花歩役を宇垣美里が、伊勢財閥の問題に巻き込まれる青年・佐竹玲央役を西垣匠が務める。 第9話では、実母・沙織(村川絵梨)の死の真相を知った由貴也が、沙織を死に追いやり、元妻である絵理香も奪った憎き雅之への復讐を開始。狩猟を楽しんでいる雅之が一人になるタイミングを見計らって近づいた由貴也は、沙織の死の真相について詰め寄るも、雅之は「俺も被害者だぞ。悪いのは父さんとおまえの母親だろう」と全く反省の色を見せない。 ■由貴也、兄に銃口を向ける 怒りに震える由貴也は雅之の銃を奪って彼に銃口を向けるが、雅之を捜しに来た雅之の部下たちの声を聞いて、慌ててその場を去る。その後、由貴也は雅之に復讐するため、征一郎殺害の真相を公表しようと動きだす。 一方、絵理香の野心に気付きつつある響子は、雅之に対して絵理香に気を付けるよう助言。絵理香に心酔している雅之は「それはいろいろあったから」と耳を貸さないが、響子の「その“いろいろ”があったのはいつから? 全て、あれもこれも、あの人が来てからじゃない?」という発言に言葉を詰まらせる。そんな2人の会話を、ドアの向こうで絵理香が聞いていて…。 その後、響子は征一郎の死亡診断書が捏造(ねつぞう)されていたこと、雅之が征一郎の死に関係していることに気付き、雅之を問いただす。なんとかその場をごまかした雅之だが、響子に気付かれたことを絵理香に相談すると、絵理香は「明日の朝、お義母さまとちゃんと話そう」となだめて電話を切った後、「ここまで使えないなんて思わなかった。今までありがとう」とつぶやく。 ■雅之が征一郎殺害容疑で逮捕 翌朝、雅之が征一郎殺害容疑で逮捕される。「私のせいかも…」と動揺する響子に対し、絵理香は由貴也の仕業である可能性を示唆。自分への疑念を由貴也に向けるとともに、伊勢グループの力を使って由貴也の財産を差し押さえるという強硬手段を用いて由貴也の動きを抑制する。そんな中、響子が雅之の罪を被って自首。絵理香は伊勢グループの会長に就任することになった。 ついに伊勢グループのトップまで上り詰めた絵理香と、全てを失った由貴也。“復讐の結末”がどうなるのか、次回の最終話に向けて、SNSでは「最終回は結局どうなる?」「由貴也の復讐はどうなるの?」「最終回も楽しみです」などと視聴者の期待が高まっている。 そんな中、放送後の見逃し配信告知も話題に。告知では、ウエディングドレス姿の絵理香の周りを花びらを振りまきながら回る由貴也や、絵理香を必死に説得する様子の由貴也、真面目な顔で告知している由貴也と玲央を子どもたちがもみくちゃにするなど、これまでもドラマの世界観とは真逆のコミカルなやりとりが人気を博してきた。 第9話オンエア後に由貴也、絵理香、雅之の3人がダンスを踊りながら告知するという新バージョンが放送されると、「3人で踊っててかわいい~」「いつもエンディングの告知が面白い」「最後の告知でバグる」「告知のダンスでめちゃ和みました」という声が寄せられた。 ◆文=原田健