愛媛県発注の公共工事をめぐる入札情報漏えい事件で、久万高原町内の別の工事についても非公表の価格を漏らすなどしていた疑いで、県の課長やOBら4人が再逮捕されました。 官製談合防止法違反などの疑いで再逮捕されたのは、県中予地方局の河川砂防課長・鈴木俊博容疑者(58)です。 また、久万高原町にある久保建設の社長・久保陽生容疑者(61)と、従業員の大西聖容疑者(42)、それに県のOB、宮崎裕文容疑者(61)も、公契約関係競売等妨害の疑いで再逮捕されました。 調べによりますと、鈴木容疑者は、県の久万高原土木事務所の建設課長を務めていた去年2月下旬ごろ、翌月に一般競争入札が行われる久万高原町内の道路災害防除工事について、非公表の価格情報を県OBの宮崎容疑者に漏らした疑いが持たれています。 また、宮崎容疑者はその情報を久保建設従業員の大西容疑者を介して社長の久保容疑者に伝え、工事を落札させた疑いが持たれています。 警察は、捜査に支障があるとして男ら4人の認否を明らかにしていません。 4人は、去年2月に入札が行われた久万高原町内の急傾斜地の崩壊対策工事をめぐる入札情報漏えいの疑いで、2月12日に逮捕されていました。