相次いだ“無差別殺傷事件”40代男性の犯行「就職氷河期世代が多い」の声も…専門家が指摘する「犯人像をまとめて語る」危うさ

北九州市のファストフード店、神戸市の地下鉄駅構内、長野駅前のロータリー。昨年末から今年1月にかけて全国で「無差別」と考えられる殺傷事件が相次いだ。 一部のワイドショーやSNS上では、これらの事件で逮捕された容疑者らがいずれも40代だったことから、非正規雇用で働く人が多い「就職氷河期世代」が、無差別殺傷など凶悪事件を起こしやすい状況に追い込まれているのではないかとの推測もなされた。 しかし、犯罪社会学・社会統計学を専門とする龍谷大学の津島昌寛教授は、「就職氷河期世代が無差別殺傷事件を起こしやすいとは断言できません」と慎重な姿勢をとる。

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