高畠町が発注した橋の補修設計業務に絡む官製談合事件で、逮捕された町の職員が 設計会社の社長から現金およそ100万円を受け取っていたとして、警察は2人を贈収賄の容疑で再逮捕しました。 贈収賄の容疑で再逮捕されたのは、高畠町建設課の係長の男(49)と、南陽市にある測量・設計コンサルタント会社「明光技研」の社長の男(58)の2人です。 警察によりますと、高畠町の職員の男は、高畠町が去年11月に行った橋の補修設計業務の指名競争入札に絡み、社長の男に予定価格を教え、その見返りとして社長の男から現金およそ100万円を受け取ったものです。 現金の受け渡しの時期は、去年9月30日から10月31日までの間で、3回にわたって高畠町の職員の男の口座に社長の男が振り込んだということです。 警察は捜査に支障があるとして2人が容疑を認めているかどうかは明らかにしていません。 2人は公正な入札を妨害したとして官製談合防止法違反容疑で、先月逮捕されていました。 警察は、どちらが話をもちかけたのかなど詳しいいきさつについて調べています。