佐々町発注の公共工事をめぐり、入札の最低制限価格に近い金額を町内の会社員に漏らし、特定の業者に1600万円余りで落札させた官製談合防止法違反などの疑いで、県警は古庄剛町長ら3人を逮捕しました。 逮捕されたのは、佐々町長の古庄剛容疑者(77)と佐々町の会社員 山口情二 容疑者(62)、それに佐々町の会社役員 木田栄三 容疑者(53)の3人です。 県警によりますと、古庄容疑者は去年7月に行われた松瀬団地の給水管改修工事の指名競争入札をめぐり、山口容疑者に最低制限価格に近い金額を教えました。 そして、この工事を木田容疑者が代表を務める会社に最低制限価格に近い1659万円で落札させた、として古庄容疑者に官製談合防止法違反、3人に競争入札妨害の疑いが持たれています。 古庄容疑者は、佐々町職員から2009年に町長初当選、現在4期目で、佐々町では今年6月に町長選挙が予定されています。