地下鉄サリン事件から30年…今の日本なら防げたか ひろゆき氏「迷惑系YouTuberが国会議員になる今の方がヤバい」オウム“真理党”は当時全員落選

1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件から、まもなく30年を迎える。都心の通勤ラッシュを狙った無差別テロ事件は、猛毒「サリン」により、約6300人の負傷者と14人の死者を出した。犯行に及んだのは、新興宗教団体「オウム真理教」だ。 教祖は麻原彰晃元死刑囚で、自らを「救世主」と称して、超能力や預言ができると吹聴。社会に不安や不満を持つ若者を入信させ、多いときには1万人を超える信者を抱えた。「救済」の教義のもと、暴力さえも肯定し、1989年には坂本弁護士一家を殺害した。 ターニングポイントとなったのは1990年、麻原元死刑囚ら教団幹部24人が「真理党」として衆議院総選挙に立候補するも全員が落選したことだ。この惨敗を受けて、より暴力的な「救済」として無差別大量殺人の実行を宣言し、教団の武力化を進めた。 そして起きたのが、地下鉄サリン事件だ。現代であれば、このテロ事件を防ぐことができたのか。防ぐためにはどうすればいいのか。『ABEMA Prime』では、一連のオウム事件を取材してきた記者と考えた。

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