マンションの一室に客を集めてポーカー賭博をさせたとして、警視庁はブラジル国籍で職業不詳のトマジモリサワ・パウロ・ロドリゴ容疑者(36)=群馬県大泉町=ら20~40代の男女4人を賭博場開帳図利容疑で現行犯逮捕し、10日に発表した。同容疑者は「手数料を得ていた。いずればれると思っていた」などと供述しているという。 逮捕は6日付。ほかに逮捕されたのは、同国籍で無職の男(40)=東京都渋谷区=、日本国籍の無職の男(25)=住居不詳=、同国籍のアルバイトの女(33)=東京都江戸川区=の3人。 保安課によると、4人は6日深夜、東京都新宿区新宿7丁目のマンションの一室で、男性客5人にトランプを使ってポーカー賭博をさせ、手数料を取って利益を得た疑いがある。週に2回、同様の行為を繰り返していたとみられ、同課は昨年5月以降に約4千万円の手数料を得たとみて調べている。 同課員らが6日にマンションを捜索し、客に賭博をさせているのを確認したという。客の5人も単純賭博容疑で現行犯逮捕=釈放=したといい、今後、任意で調べて書類送検する方針だという。(吉村駿)