聖籠町の殺人・死体遺棄事件 詐欺罪の被告の初公判「死体遺棄との関連は」

聖籠町の殺人・死体遺棄事件に関連する裁判が始まりました。被害者の口座から不正に現金を引き出したとして詐欺の罪に問われている男の初公判です。死体遺棄との関連は? この事件は去年12月、新潟県 聖籠町の空き家の敷地から新潟市 中央区に住む小杉英雄さん 78歳の遺体が見つかったものです。 この事件を巡って警察は、小杉さんの口座から不正に現金を引き出したとして、山形市の無職、伊藤貴章 被告32歳と阿賀町のリフォーム業 小山大輔 容疑者 33歳を逮捕。 その後、小山 容疑者を死体遺棄の疑いで再逮捕していました。 12日はこのうち伊藤被告の詐欺罪に関する初公判が開かれました。起訴状によりますと、伊藤 被告は去年10月、小山 容疑者と共謀し、小杉さんの甥と偽って口座からおよそ345万円を不正に引き出した罪に問われています。 初公判で伊藤 被告は、「間違いありません」と述べ起訴内容を認めました。 冒頭陳述で検察側は、伊藤被告は小山 容疑者の指示で犯行に及んでいたと主張。 また、伊藤 被告は、トラブルの解決料名目などで小山 容疑者から現金の支払いを要求されていて「伊藤 被告は小山 容疑者の依頼を断ると報復されると思っていた」と述べました。 犯行では小杉さんの通帳と印鑑が使われたとされましたが、裁判では通帳や印鑑を入手したいきさつや死体遺棄事件について言及はありませんでした。 次回の裁判は、来月25日に開かれます。

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