上峰町の消火栓格納箱から金属製の器具を盗んだとして、佐賀南署は12日、窃盗の疑いで、福岡県宗像市石丸3丁目、派遣社員(29)を逮捕した。佐賀県東部などで同様の盗難被害が相次いでいて、関連も捜査する。 逮捕容疑は昨年11〜12月、上峰町内の消火栓格納箱から連結送水管1本(時価3万円相当)を盗んだ疑い。容疑を認めている。 同署によると、消火栓格納箱は屋外に設置されていて、無施錠だった。昨年12月に町から「近隣自治体で連結送水管が盗まれているとの報道を受けて確認したところ、複数盗まれていた」との届け出があった。連結送水管は福岡県内の金属買い取り業者に売却されていた。 消火栓格納箱から金属製の器具が盗まれる被害は昨年12月以降、県東部の同町や神埼市、みやき町、吉野ヶ里町のほか、武雄市でも確認されている。 容疑者は佐賀市内の消防格納庫から発動発電機1機を盗んだ疑いで今年1月31日に同署に逮捕されていた。