「次は狭山」かなわず 狭山事件の石川一雄さん死去 無実を訴え続け47年 「(罪を)認めれば10年で出してやるという約束を信じてうその自白をした」と主張

1963年の狭山事件で再審請求をしていた石川一雄さんが11日、86歳で死去した。無実を訴えて77年に第1次再審請求から47年余り。無期懲役が確定して94年に仮釈放された後も、冤罪(えんざい)を訴えて闘ってきた。再審開始の司法判断が相次ぎ、期待が高まる中、「次は狭山」を合言葉に体調不良を押して支援者らと懸命に活動してきたが、思いは実現しなかった。

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