詐欺拠点の日本人、18日移送へ ミャンマーからタイに

【メソト(タイ北西部)時事】ミャンマー東部ミャワディ周辺の特殊詐欺拠点で見つかった日本人の男(36)=北海道出身=が、18日にも国境を挟んだタイ北西部メソトに移送されることが13日、タイ軍関係者への取材で分かった。 道警が窃盗容疑で逮捕状を取得しており、男は日本に強制送還後、逮捕される見通し。 ミャワディの一部地域を支配する少数民族武装勢力「国境警備隊(BGF)」によると、男は2024年、日本から中国の上海に渡航後、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに約4カ月滞在。今年1月中旬にタイに到着し、中国人の知人と合流してメソト経由でミャワディに行った。 男は2月下旬に見つかった。BGFは男について、特殊詐欺拠点で「現場責任者のような役割を果たした」とみている。 ミャンマーの特殊詐欺拠点の日本人を巡っては、タイ当局が10代の高校生2人を保護。7人の男の身柄を拘束し、うち4人を日本に強制送還した。

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