取引相手は“盗まれたもの”と知らず購入 上北地方で取引された盗まれたコメ コメ袋に位置情報わかる「AirTag(エアタグ)」で行方追う “コメ泥棒”疑いで会社員の男(37)逮捕・送検 青森県

青森市の農家の倉庫から玄米2袋などを盗んだとして、37歳の男が逮捕された事件で、玄米は盗まれた翌日に上北地方で取引されていたことがわかりました。 窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕・送検されたのは、青森市新城の会社員・大矢一樹容疑者(37)です。 大矢容疑者は、3月2日の午後5時ごろから翌日3日の午前0時ごろにかけて、青森市の農家の倉庫から玄米2袋などを盗んだ疑いが持たれています。 須崎 蓮 記者 「こちらの倉庫に保管されていた1袋30kgのコメ約20袋が、3回にわたって盗まれたということです」 被害に遭った農家によりますと、2月27日と28日に1袋30kgの「はれわたり」の玄米が10袋ほどなくなったため、この農家は倉庫に残るコメ袋に位置を特定できる機器「AirTag」を入れていました。 そして3月2日、機器が入った玄米2袋がなくなり、翌日3日に警察が行方を追ったところ、玄米は上北地方で取引されていたということです。 警察によりますと、取引をした相手は盗まれたものと知らずに玄米を買ったと説明しています。 警察の調べに対し大矢容疑者は容疑を認め、「売る目的で盗んだ」という趣旨の供述をしているということです。 青森テレビの取材では、周辺の農家の倉庫からも約1.2トンの玄米が盗まれていたことが分かっていて、警察は大矢容疑者が関わっている可能性があるとみて調べを進めることにしています。

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