与論町で兄を殴ってけがをさせたとして逮捕された、68歳の男の身柄が18日、鹿児島地検に送られました。 殴られた兄はその後、死亡していて、警察は引き続き暴行と死亡の因果関係を調べています。 傷害の疑いで送検されたのは、与論町立長の農業・上野喜佐吉容疑者(68)です。 警察によりますと、上野容疑者は今月15日午前、自宅や敷地で兄・富三さん(71)の顔を複数回素手で殴るなどの暴行を加え、顔に打撲などのけがをさせた疑いがもたれています。 富三さんは心肺停止の状態で病院に搬送され、その後、死亡が確認されました。死因は外傷性ショックでした。 上野容疑者は「けんかをして相手がけがをした。早く来てくれ」と自ら消防に通報していて、取り調べに対し、「兄を殴ってけがをさせたことは間違いない」と容疑を認めているということです。 警察が引き続き、暴行と死亡の因果関係などを調べています。