加古川女児殺害、男を起訴 殺人未遂でも 神戸地検

兵庫県加古川市で2007年10月、小学2年の女児=当時(7)=が刃物で刺され殺害された事件で、神戸地検は19日、殺人罪で勝田州彦容疑者(46)を起訴した。 また、同県たつの市で06年9月、小4女児が刃物で刺され重傷を負った事件でも、殺人未遂罪で起訴した。 起訴状などによると、勝田容疑者は07年10月16日夕、加古川市別府町新野辺の小2女児宅付近で、女児の腹部などを刃物で数回刺し、殺害したとされる。 06年9月28日夕には、たつの市内の路上で塾から帰宅途中だった小4女児の腹や胸などを刃物で数回刺し、重傷を負わせたとされる。 二つの事件は、凶器が発見されていないなど物証に乏しく捜査が難航していたが、手口が類似した事件を調べる中で、別の女児殺害事件で服役中だった勝田容疑者が浮上。任意聴取で同容疑者が関与を認め、供述内容と事件の手口に矛盾がないことなどから、兵庫県警は昨年11月、たつの市の事件で逮捕し、加古川市の事件で再逮捕した。捜査関係者によると、逮捕後の調べには同容疑者は黙秘を続けていたという。

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