「重要文化財 万代橋」の落書除去作業始まる 逮捕された男2人は運転免許証を取得するために神奈川から新潟へ

新潟市 中央区の古町にあるビルに落書きをしたとして、神奈川県に住む男2人が逮捕された事件で2人は当時、運転免許証を取得するための合宿で新潟市を訪れていたことが分かりました。 建造物損壊の疑いで逮捕された相模原市 中央区に住む19歳の無職の男と専門学校生の男は先月23日、塗料を使ってビルに落書きをした疑いが持たれています。 警察の調べに対し、専門学校生の男は容疑を認めているということですが、無職の男は「落書きはしていない」と容疑を否認しています。 その後の捜査関係者への取材で2人は当時、運転免許証を取得するための合宿で新潟市を訪れていたことが新たに分かりました。 同様の25の数字が描かれた落書きは古町や柳都大橋など各地で見つかっています。 そのうちの一つ、萬代橋の近くでは… 【記者リポート】「新潟市 中央区、萬代橋の落書き現場です。足場に作業担当者がのぼり落書きを消す作業が始まりました」 作業が始まったのは、先月落書きが見つかった萬代橋のすぐ近くにある広場です。 新潟国道事務所によりますと、欄干を傷めないように、落書きを落とす溶剤は弱いものから使っていき、試しながら落としていくということです。 消えるまで、柔らかい布で拭き取っては高圧の温水を吹きかける作業を繰り返します。 【新潟国道事務所 瀧澤秀則 副所長】「なるべく傷つけないように、きれいに消せたらいいなということでやっております」 この落書きを消す作業は9日まで行われます。また、萬代橋は国の重要文化財でもあることから橋に描かれた落書きは文化庁から消す方法について許可をもらい次第、作業に取り掛かるということです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加