8日に傷害の疑いで現行犯逮捕された女優の広末涼子容疑者の身柄が9日、留置先の静岡県浜松西署から静岡地検に送検された。 8日から浜松西署で留置されていた広末容疑者は、同署内で警察車両に乗せられて地検へ移送。網や扉で仕切られた後部座席に乗っているとみられ、本人の様子は外から確認することはできなかった。 同容疑者は7日午後6時50分頃、新東名高速道路上りでマネジャーとみられる男性を乗せ、乗用車を運転中に大型トレーラーに追突。同病院に搬送された。捜査関係者によると、同容疑者は奈良県から戻る途中。通行車両から通報があった。2人とも命に別条はなく、同容疑者は擦り傷などの軽傷。大型トレーラーの運転手にけがはなかった。 捜査関係者によると、同容疑者は事故直後、車から降りて道路に座ったり、歩き回ったりするなど落ち着かない様子だったという。風船を膨らますなど一連のアルコール検査の動作もできない状況。病院に搬送されてからも、治療待ちの間に院内を歩き回っており、周囲の言うことを聞かない状態に。看護師が制止しようとしたところ、大声を出す同容疑者が暴れた。また、県警が取り調べを始めた際も大声を出し、歩き回ろうとするなど取り乱した様子だったという。 捜査は薬物使用の他、人間関係、精神疾患などあらゆる可能性を視野に入れながら実施。捜査の合間には、交通事故による受傷がないか精密に調べるため、再度病院に行っていたことも明らかになっている。