福岡警察署装い「詐欺容疑で逮捕状」 検事名乗り「保釈保証金500万円必要」 姫路の28歳男性が詐欺被害

14日午後、兵庫県姫路市の派遣社員の男性(28)が「現金500万円をだまし取られた」と県警飾磨署に届け出た。同署は特殊詐欺事件として調べる。 同署によると、3月16~17日、男性はNTTドコモの社員を名乗る女から電話で「あなたが迷惑メールを他人に送っている」「後ほど警察から連絡がある」などと告げられた。その後、「福岡警察署」の警察官を名乗る男から「あなたに詐欺容疑がかかっている。逮捕状も出ている」と連絡があり、検事を名乗る女からも「逮捕されないために保釈保証金500万円が必要」と電話があった。 男性は同17~19日、姫路市内のATMから3回にわたり、相手が指定する口座に計500万円を振り込んだ。振り込み後、検事の女に「守秘義務があるので、この件は誰にも話してはいけない。インターネットも使ってはいけない」などと言われたが、連絡が途切れたことを不審に思った男性がネットで検索し、詐欺被害に気付いたという。

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