「日本人名でないとアイドルイベントに当選しにくい」 20代中国人女性、私立大の学生証を偽造疑い

アイドルのイベント会場で本人確認に使うため、海外サイトを通じて学生証を偽造したとして、京都府警が有印私文書偽造・同行使などの疑いで、元契約社員の中国人女性(28)=東京都江東区=を書類送検したことが14日、捜査関係者への取材で分かった。3月19日付。 捜査関係者によると、女性は海外サイトにアクセスして、実在する私立大の学生証の偽造を依頼。自分の顔写真やうその日本人名などが入った偽の学生証を海外から取り寄せていたという。捜査関係者は「海外で身分証が安易に偽造され、国内で横行している可能性がある」と指摘する。 書類送検容疑は、1月5日、京都市左京区で開かれたアイドルグループのイベントの会場で、偽造した学生証を本人確認書類としてスタッフに提示するなどした疑い。 捜査関係者の説明では、女性は「日本人の名前でないと、イベント参加者を選ぶ抽選で当選しにくいと思った」などと供述。府警は、女性が日本人を装って応募するために偽造の学生証を入手したとみている。 海外での身分証偽造を巡っては、京都府警川端署が1月、偽の運転免許証をイベント会場で示したとして、偽造有印公文書行使の疑いで韓国人の女(21)を逮捕。この女も、海外サイトに依頼して偽造した免許証を本人確認に使ってイベントに参加しようとしていたという。

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