うその電話でキャッシュカード2枚窃取 容疑で「受け子」役の55歳女を逮捕 東京・杉並

東京都杉並区の70代女性宅に区職員などになりすまして電話をかけ、キャッシュカードをだまし取ったとして、警視庁杉並署は窃盗の疑いで、東京都日野市の職業不詳、菊地八重子容疑者(55)を逮捕した。容疑を認めている。 逮捕容疑は14日、何者かと共謀し、女性宅の固定電話に区職員や銀行員になりすまして電話をかけ、「返金手続きのためキャッシュカードを新しいものと交換するので、銀行員にキャッシュカードを渡してほしい」などと虚偽の内容を伝え、キャッシュカード2枚をだまし取ったとしている。 菊地容疑者は「受け子」の役割で、銀行員の「ナカムラ」と名乗って女性宅を訪問。女性が印鑑を取りに行っている間に別の封筒とすり替えて盗んだという。容疑者が立ち去った後、女性が封筒を開封して被害に気付き、警察に通報。駆け付けた警察官が女性宅周辺で菊地容疑者を見つけて声をかけたところ、犯行を認めたため現行犯逮捕した。 署によると、菊地容疑者は「お金に困って仕事に応募した。やめたかったが、指示役が怖かった」と話しているという。杉並署はほかにも同様の被害があるとみて捜査を進める。

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