広末涼子釈放 CBC解説委員は辛口見解「無罪放免では決してない」「解明していただかないと」

CBCの石塚元章特別解説委員が16日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、搬送先の病院で看護師を蹴ったり引っかくなどしたとして傷害容疑で逮捕された女優の広末涼子(44)がこの日、釈放されたことについて解説した。 午前6時20分、靴まで黒の上下黒い服装で浜松西警察署の正面玄関に姿を現した広末は、少しやつれた表情。報道陣を前に3秒ほど頭を下げた。少し笑みを浮かべた後、再び頭を下げると黒い車に乗り込み、警察署を後にした。 今回の釈放について、石塚氏は「処分保留ですから」と解説した。「勘違いされる方もいるといけないので、無罪放免では決してないので、処分は出していないけど、起訴するとか不起訴にするとか決めていないけど、身柄を入れて警察署とか、言ってみれば鉄格子の中に入れていく意味はなくなったので出てもらいますというので、これは人権の配慮から当然のこと」。今後については「捜査本部が言っているように、自宅で捜査の時はちゃんと応じてもらいますよというのが言質が取れているというか、必要な捜査、調べはしますよということだとは思う」と見通しつつ、「起訴の可能性は極めて低い事案だとは思います」と続けた。 今後、問題になってくるのは、広末の精神的な面だという。傷害事件前、新東名高速道路を運転中に起こしていたが、事故前後に不審な行動を取っていたことなどから、警察では薬物鑑定を実施。本鑑定で違法薬物や睡眠薬など、運転に影響が出そうな成分は検出されなかった。石塚氏は「薬物とかそういうものが見つからなかったということは、裏を返せば、薬のせいで意識がもうろうとしていたわけではないということ」とし、「なのにこれだけのことをやって、多くの人に迷惑をかけたことの方が、逆に問題かもしれない」と指摘した。 あらためて石塚氏は「精神的に何が不安定だったんですか?ということで、そのあたりを解明していただかないと」と述べ、「とにかく多くの人に迷惑をかけたのは間違いない。有名なスターだろうがタレントさんだろうが、一般の人だろうが、人に迷惑をかけたことは間違いない。それが、ひょっとすると命にかかわるようなことをやってしまったのだから、そこの反省と、じゃあ何で精神が不安定な状態になったの?それは治せるんですか?治して下さいということになるんじゃないか」と続けた。 釈放を受け広末の個人事務所は公式サイトで、「精神的に不安定な状態がみられたこともあり、今後は適切な医療機関にて診断を受けた上で、医師の指導のもと、慎重に治療と健康回復に努めてまいります」としている。

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