特殊詐欺(オレオレ詐欺)の疑いで16日、22歳の男が逮捕されました。 逮捕されたのは住居不定、自称、運輸業の男(22)です。 警察によりますと男は4月10日、ほかの者と共謀し、埼玉県に住む80代男性の自宅に息子を装って共謀者が電話をかけ「財布と会社の書類をなくしてしまった」などと男性の息子が至急、現金を必要としているようなうそを言い、その日のうちに息子の代わりの者になりすました男が、男性の自宅を訪ね、現金150万円を受け取りだましとった疑いがもたれています。 実はこの事件後、4月15日の夕方、県内でタクシー会社から「不審な人物を駅で降ろしました」と通報があり、警察が新潟市西蒲区内の在来線の駅に駆けつけたところ、駅にいた男とやり取りする中で、特殊詐欺の疑いが明らかになり、逮捕に至ったということです。 タクシー会社は、男が行き先を途中で変えるなど誰かの指示を受け自分の意思なく行動しているようにみえたことなどから不審に思い通報したといいます。 警察は容疑者の男を任意同行し逮捕、捜査を続けていますが、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)、闇バイトの可能性もあるとみられ、男が他の事件にもかかわった可能性があるとみて捜査しています。