金庫丸ごとも…無施錠の家に侵入 従兄弟2人で全国連続窃盗 愛知県の男2人に実刑判決【長崎地裁】

無施錠の勝手口などから家に侵入し金庫や現金などを持ち去る窃盗を繰り返していたとして、長崎地裁は18日、愛知県の男2人に懲役2年8カ月の実刑判決を言い渡しました。 判決を受けたのは愛知県あま市に住む31歳の電気通信業の男と、愛知県額田郡に住む25歳の電気通信業の男です。 2人は去年10月、長崎県雲仙市瑞穂町の男性宅に無施錠の勝手口から侵入し、現金約7万円のほか商品券や金庫などを盗んだ住居侵入と窃盗の疑いで疑いで逮捕されました。 さらに長崎県、愛知県、岐阜県、山口県、福岡県、佐賀県、宮崎県、鹿児島県の8県でも合わせて24件、被害総額およそ4500万円の窃盗を繰り返していたとして追送検されていました。 検察ではこのうち去年9月〜10月の長崎県内での3件と岐阜県での1件について起訴。 起訴状によりますと、4件とも2人で共謀し無施錠の勝手口や窓から家に侵入する手口で、現金だけで合計1561万円、金庫や商品券など時価合計226万8千円相当を盗んだとして住居侵入と窃盗の罪に問われています。 長崎地裁の大田寅彦裁判官は18日、「金庫を丸ごと盗むなど手口は大胆で悪質。手っ取り早く現金を手に入れるために窃盗を繰り返しており常習性も顕著」などとして2人に懲役2年8カ月の実刑判決を言い渡しました。 2人は去年10月、犯行を終え長崎県諫早市を県外ナンバーのトラックに乗り走行していたところ警察から職務質問を受けたことをきっかけに逮捕されました。 2人は従兄弟関係にあり、電気通信業の個人事業主として全国を移動しながら仕事をする生活の中で空き巣に入ることを思い付いたと公判の中で証言していました。

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